メタボリックシンドロームに関するQ&A
メタボリックシンドロームに関する質問情報を掲載しています。用語解説については「メタボリックシンドローム」をご覧ください。
2007年02月16日
Q.質問
お腹を凹ませるなら、だいたいが腹筋運動って考えますが…。最近ならメタボリックシンドローム対策とかもあり、腹筋運動を始めている人はいると思いますけど根本的な疑問として、本当に有効なんでしょうか?沢山のアスリートの方(例えば100人~1000人単位)に参加してもらい、腹筋運動を200回位して貰って、50回毎に腹部の体温変化をサーモグラフィーで計測する等の、大規模で科学的な検証をした,そしてその結果どうだったかの話を聞いた事がありません。個人的には、腹筋を使っている感じより、太腿の筋肉の方が使われている気がします。
2007年02月18日
A.回答
『○○あたりの脂肪を減らしたい場合は、その部分の筋肉を使うとよい』これは、多くの人が陥りやすい間違いです。言うまでもないことですが、足の筋肉は、足の脂肪細胞だけからエネルギーを供給してるわけではありません。腕の筋肉は腕の脂肪細胞だけからエネルギーを供給しているわけではありません。同じく、腹の筋肉は、腹の脂肪細胞だけからエネルギーを供給しているわけではありません。血液は全身を巡り全身の脂肪細胞は全身の筋肉へエネルギーを供給するわけですから、腹筋を使ったからといって、腹筋近くの脂肪が、他の部分の脂肪よりも優先的に減っていくわけではありません。しかし、腹筋を鍛える運動をすると、おなかまわりのサイズは小さくなります。これは一見、上記の話と矛盾しているようにきこえますが、そうではありません。腹筋運動をして腹部のサイズが小さくなるのは、腹部の脂肪が減ったからというよりも、それまで弛緩していた腹筋が運動をすることでキュッとしまっただけなのです。例えばガードルなどを着用して腹部のサイズが小さくなったとしても、それを以て“痩せた”“脂肪が減った”などとはいわないのと同じことです。いわば「引き締まった」だけなのですが、これを「痩せた」と勘違いしてはいけません。しかし、そうはいっても、腹筋を使うことも運動には違いありませんから、脂肪を減らす効果があるかないかといえば“効果はある”とは言えます。ただ、直接おなかの脂肪を減らすための運動ではないということです。したがって、おなかに付いた脂肪を減らしたい場合は、腹筋の運動も含め、体のいろんな筋肉を使うことが大切です。それはさておき、腹筋を鍛えるために腹筋運動を行っている人は少なくないでしょうが、間違った動作で行っている人が少なくありません。上体を起こす時、完全に起しきる必要はありません。背中の上半分を持ち上げるだけでよいのです。そして状態の起し方も真っ直ぐな上体を保ったまま起すのではなく、頭から巻き上げるようにして、自分のへそを見るような感じで起すのが正しいやり方です。上体を起した最上点で数秒間停止し、起した上体を戻す時も、急に力を抜いてバタンと倒れるのではなく、ゆっくり戻すようにすると効果的です。質問者さんのように膝を曲げて行うのは正解です。膝は深く曲げてもかまいません。腹筋運動が腹筋に効果があるかどうかは、サーモグラフィーなどよりも確実に知る方法があります。それは実際にたくさん腹筋運動をやってみて、腹筋が“筋肉痛になるかどうか”です。
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